わき汗のニオイが強いからといってワキガと決めつけてはいけない!

水分

  • 自分は体の他の部位よりもわき汗が多いようだ…
  • わき汗による衣服の汗ジミや、午後になるとわき汗によってニオイがきつい…

春~夏にかけて発汗量が増えてくると、こんなわき汗の量やニオイに悩まれる方も多いといわれていますが、

中には「もしかしたら自分は軽度のワキガなのでは…」と不安になっている方も少なくないようです。

ですが結果からいわせてもらえば、そういったわき汗で悩まれる方の大半はワキガ型の多汗症ではありません。

そもそもワキガ型の多汗症と単純な多汗症の発汗が腋の下に集中している事は根本的に違う症状なのです。

とはいえ、排出されたわき汗が蒸発せずに雑菌が繁殖することで、きついニオイを発するメカニズムには、そう違いは無いともいえます。

どちらにせよ、根本的な腋の下の多汗症を改善し、状況によってはデオドラントや制汗剤を使い分ける努力も必要となってきます。

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腋の下の多汗症とワキガ型の多汗症は排出される汗腺が違う!

ところで、腋の下の発汗量が多いことと、ワキガ型の多汗症が根本的に違う理由をご存知でしょうか?まずはその辺りを簡単に説明しておきます。(参考ページ エクリン腺とアポクリン腺 汗腺の違いを考える

腋の下の汗が増えた!能動汗腺が減っているのかも…

医師の説明通常の体温調整のための発汗や、香辛料の効いた食事による発汗は体中にあるエクリン腺とよばれる汗腺からまんべんなく排出されます。

このエクリン腺から排出される発汗は、ほぼ水分といえる状態で、健康的な方の汗はサラッと蒸発しやすい小粒の汗だといわれています。

本来、体中のエクリン腺が活発な状態ならば、すべてのエクリン腺で適量の発汗を担当するため、汗腺の負担も少なく正常に機能します。

ですが、過度の運動不足やエアコン等の効いた室内で過ごす方の場合、発汗するシチュエーションが減ってエクリン腺の機能そのものが休止してしまうといわれています。

上記のように機能しているエクリン腺が減った場合、そもそも発汗量は同じですから1つのエクリン腺からの発汗量が急激に増えるわけです。

主に上半身にくらべ、下半身のエクリン腺が先に休止しやすい…ということで、残された上半身の頭や顔、腋の下、胸…といった部位に発汗が集中するのです。

こういった理由により、腋の下の発汗量が増えたのであれば、解消法は比較的シンプルです。

まずは体中の休止しているエクリン腺が活動を再開するように、汗腺のトレーニングを始めることといえるでしょう。

できるだけエアコンの効いた場所を避け、外気温に近い状態に身をおき、毎日ある程度の発汗が見込める有酸素運動や筋力トレーニングを取り入れる。

または入浴方法も工夫し、半身浴や温冷交代浴といった体中の汗腺が強制的に発汗させる方法で、機能を休止していたエクリン腺が活発に働くように促します。(※こちらも合わせてどうぞ→汗がしょっぱい!異常に塩分濃度の高い汗は注意

ワキガ型の多汗症はアポクリン腺からの発汗

腋の下自分がワキガ型の多汗症かもしれない…と一度でも不安になった経験のある方は、医学書やネット上の情報で目にしたことがあるかもしれませんが、ワキガ型の多汗症の特徴は、アポクリン腺とよばれる場所から分泌されるもの。

そもそも体温調整や味覚による発汗であるエクリン腺とは根本的に違い、本来はフェロモンを目的とした分泌液がワキガ型多汗症のニオイの正体なのです。

このアポクリン腺は主に腋の下に集中し、他にはおへその周囲、乳輪、外耳道、外陰部、肛門の周囲に極小ですが存在しています。

本来は異性を惹きつけたり、自分と他人を区別するための手段として、独自のニオイを発することで役目を担っていましたが、人間が進化することで、不要なニオイとなって退化した機能だといわれています。

ワキガ臭も本来はニオイは少ない!

水分ニオイに敏感だといわれる日本人の多くは、いわゆるアポクリン腺からのワキガ臭に嫌悪感や差別意識をもつ方も多いといわれていますが、それはあくまで国内での話です。

一般的に欧米諸国ではワキガ型多汗症の方の割合が非常に高く、日本のように特別視されることはありません。

もちろんそういったバックボーンのため、デオドラントや香水の習慣も定着しているので、ワキガ臭=個性という風潮もあるといわれています。

そんなワキガ臭の原因といえるアポクリン腺からの分泌液ですが、そもそも排出される前は、まったくの無臭だといわれています。

しかし表皮上に排出された直後から、皮膚の常在菌が分泌液を分解し、酸化することで低級脂肪酸アンドロステノンといった物質に変化して、さらにエクリン腺から排出された汗のアンモニア成分と混じることで独特のワキガ臭が形成されるのです。

つまり排出された分泌液をすばやく吸収し、通常のエクリン腺からの発汗量を抑えることで両者を極力、混じり合わないように工夫することが、ワキガ臭をおさえるポイントと考えられます。

エクリン腺からのわき汗でも放置すれば相当臭くなるので注意!

医師のアドバイスワキガ型の多汗症の方とくらべた場合、周囲に感じられるニオイという点では、それほど心配の必要のないエクリン腺からのわき汗です。

とはいえ、状況によってはワキガ型多汗症を超えるニオイに発展する場合も少なくありません。注意しておきたいところです。

アポクリン腺からの分泌液がにおうメカニズムは上述しましたが、エクリン腺からのわき汗がにおうメカニズムは少々違ってきます。

アポクリン腺と同様、エクリン腺からの発汗についても排出される前はまったくの無臭といわれていますが、表皮上に排出された直後から、表皮上にある垢、皮脂、フケ、埃、角質等と混ざり合い、雑菌が繁殖し、最終的には低級脂肪酸が変性されます。

この低級脂肪酸がエクリン腺からの発汗の主なニオイ物質だと考えられています。

また能動汗腺が減少することで、残されたエクリン腺一つ一つの発汗量が急激に増大し、各エクリン腺の負担が大きくなったことで、排出前に行われるはずの血漿成分の再吸収が追いつかない状況も大きく関与しています。

血漿成分が再吸収できずに排出された汗は、サラッと蒸発しやすい水分でなく、ジトッとした粘度の高いミネラルやアンモニアの強い汗です。こういった発汗の方が排出後に肌に残り、いつまでも蒸発せずに雑菌が繁殖しやすいのは言うまでもありません。

どちらにせよ、集中しやすい部位の発汗をおさえ、発汗された水分をすぐさま吸収・拭き取ることがエクリン腺からのわき汗のニオイを予防する効果的な方法といえるでしょう。

わき汗が多い=ワキガ型の多汗症ではない!腋窩多汗症と発汗量の関係

冒頭でも述べましたが、わき汗が多いからといって、ワキガ型多汗症ということでは決してありません。もちろんわき汗が増えたことでワキガ型多汗症に発展する…というものでもありません。

そもそもワキガ型多汗症は、腋の下に存在するアポクリン腺の数、そして混ざり合ってニオイを発生する通常のエクリン腺の数、さらには分泌液を分解する常在菌のバランスによってニオイの強さが決定されるのです。

たしかにワキガ型多汗症の方の多くはわき汗が通常の方よりも多いケースが普通だといわれていますが、腋窩多汗症とワキガ型の多汗症は微妙に関係はあれども別物です。

ワキガ型の多汗症の方が、わき汗の量が増えることでよりニオイがきつくなるのは言うまでもありませんが、逆に通常のエクリン腺からの腋窩多汗症の方がワキガ型多汗症の方のようなニオイを発することはありえません。

微妙に関係はありますが、両者は根本的に違う症状だということを覚えておきましょう。

ワキガ型多汗症の自己チェック

ワキガ型多汗症のニオイは、一般的な汗臭さとは別の独特なニオイのため、特別ニオイに敏感な方でなくとも判別できるケースが普通だといわれていますが、中には軽度のワキガ型多汗症のため、自分で判断できない…といった方も少なくないようです。

参考までに、ワキガ型の多汗症をみわけるチェックポイントをいくつかピックアップしておきます。ぜひ参考にして下さい。

1.外耳道が湿っている・耳垢が湿っている

研究ワキガ体質かどうかを、もっとも簡単に見分ける方法がこちらだと考えられます。

強いワキガ体質の方の多くは耳垢が湿っていることを考えれば、非常に信頼できる判定方法なのは間違いありません。

というのも、外耳道は人間の体の中でも数少ないエクリン腺の存在しない部位なのです。

その外耳道が湿っている場合、何らかの耳の病気でもないかぎりはアポクリン腺が存在していることを意味します。

アポクリン腺からの発汗によって外耳道が湿り、耳垢を湿らせている状態といえます。

同様に外耳道に産毛が多く見られる方もワキガ体質のケースが多いといわれています。そもそもアポクリン腺は必ず毛根の奥に存在します。毛根が多いことはそれだけアポクリン腺の存在する可能性も高いといえるためです。

2.衣服にシミ・黄ばみがつきやすい

またエクリン腺からのわき汗と違い、アポクリン腺からの発汗は衣服にシミや黄ばみを残しやすい…といった特徴がみられます。

これはワキガ体質の方のアポクリン腺からの分泌液に、鉄分やリポフスチンといった色素成分が多量に含まれているためです。

真っ白の肌着や下着を何度も着用するうちに、だんだんと黄ばみが目立ち始める場合もあります。もし腋の下の部分に微妙な色の違いがみられた場合はアポクリン腺からの分泌液が関係している可能性が高いといえるでしょう。

3.家族にワキガ体質の方がいる

細胞ここ最近の遺伝子研究により、遺伝的にABCC11といった遺伝子の塩基配列がAGまたはGGの方は耳垢が湿っているということまで突き止められています。

それはどういうことかというと、ある程度の確立でワキガ体質も遺伝する…ということを意味します。

一般的に親がワキガ体質の場合、30%程度はワキガ体質が遺伝すると考えられています。

なのでご自分がワキガ体質かどうかを判定される場合は両親や兄弟にワキガ体質の方はいないか?という部分をまず最初に見直しみるのも良いかもしれません。

上記の他にも「脇毛が多いこと」「わき汗が多いこと」といった判定基準もあります。または脇毛の太さや硬さ、乳輪の付近にぼつぼつした膨らみが多いかどうか…といった判定方法もあるようです。

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