多汗症の見分け方と症状別の対処法

多汗症解消汗の原因を知って症状に合った解消法を考えていく当サイトに、先日「多汗症の見分け方」といった言葉を検索されて訪れてくれたユーザーさんがいたようです。

きっと急に汗かき体質になったので「自分は多汗症なのでは?」といった事が不安になられたのかもしれません。または汗かき体質の自分が、周りの人に比べ発汗量が多いということで悩まれているのかもしれません。

そこで今回は多汗症の見分け方や、各症状による解消法を考えてみましょう。

過去に試した【汗対策グッズ】を比較してます!

  • 重度の汗っかきでズマホの操作が汗でイライラ!
  • 一年中、いつでもハンドタオルが手放せない!
  • 彼氏と思いっきり手をつなぎたいけど繋げない・・・!

と諦めてはいませんか?

手汗・足汗・わき汗と同じ汗でも原因や予防法は違ってきます。ぜひ自分に合った汗対策グッズをみつけてサラサラ生活、ゲットしちゃいましょう!

2017年版 汗対策グッズ徹底比較

病気が原因の多汗症とそれ以外の多汗症

医師の説明まず大きく多汗症を分ける場合、病気が原因の多汗症とそれ以外の多汗症(汗かき体質)に分けることができます。

そもそも発汗量が多いことは正常に体温調節機能が働いている証拠。人より発汗量が多いことは本人が気にしているほど問題ではありません。新陳代謝が活発で健康といってもよいかもしれません。

しかし原因が病気に起因している場合は早急の対応が必要です。また多汗症と一言でいっても全身の多汗から局所的な一部の多汗まで様々。

まずは部位・汗の原因といった面からご自分の多汗症を判断してください。

病気が原因かもしれない多汗症

では病気が原因の可能性の高い多汗症を具体的に考えてみましょう。

もし発汗するシチュエーションでもないのに全身の発汗量が増えた場合、ホルモン分泌の異常が原因の多汗症かもしれません。

例えば起床した時点で発汗量が尋常ではない…何も動いていない状態なのに発汗が止まらない…。

といった場合はバセドウ病のような甲状腺機能亢進症による甲状腺ホルモンの過剰分泌を疑った方がよいかもしれません。(参考ページ 汗が吹き出る!とまらない汗は病気のサイン?

バセドウ病や甲状腺機能亢進症による多汗 

細胞甲状腺ホルモンとは喉仏のあたりに位置する甲状腺によって分泌されるホルモンのこと。

主に脳の活性化や心臓や胃腸といった各器官の働きをサポートし、体温調節、新陳代謝の促進といった役割も果たすホルモンです。

脳から甲状腺刺激ホルモン(TSH)とよばれるホルモンが甲状腺に司令を出し甲状腺ホルモンが分泌されます。

言いかえれば甲状腺ホルモンが不足していれば甲状腺刺激ホルモンが甲状腺ホルモンを増やす司令を、甲状腺ホルモンが多すぎれば甲状腺刺激ホルモンが甲状腺ホルモンを減らせと司令をだすわけです。

しかし甲状腺機能亢進症に陥ってしまうと、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、必要以上に代謝が上がってしまいます。

その結果、暑がりになって全身の発汗量が急激に増加します。簡単にいえば突然汗かき体質になるわけです。

もちろん急に汗かき体質になったからといって甲状腺機能亢進症バセドウ病を疑うのは少しオーバーかもしれません。

しかし汗かき体質になったと同時に動悸や疲れやすくなる、イライラして怒りっぽい性格に…といった症状もみられた場合は医師に相談しておきたいところです。

その他の全身の多汗を引き起こす病気

代表的な甲状腺機能亢進症、バセドウ病といった多汗を引き起こす病気の他にも、褐色細胞腫なども多汗症といった症状がみられる病気のひとつです。

褐色細胞腫は副腎皮質や脊髄付近の交換神経節細胞にできる腫瘍のことで、高血圧や頭痛、血糖の上昇、動悸といった症状のひとつとして発汗過多もみられます。

これは褐色細胞腫によってカテコールアミンとよばれるホルモンが過剰に分泌されることが原因といわれています。

この場合医療機関でしっかりと血中のホルモンを測定して検査する必要があるので不安な方は医師に相談してみましょう。

また他にも胆石や尿管結石といった症状のひとつとしても全身の多汗がみられることもあるようです。

局所的な多汗を引き起こす病気

では全身ではなく体の一部に局所的な多汗がみられる場合の原因を考えてみましょう。

局所的な多汗がみられた場合、多くは病気が原因の多汗でなく、エクリン腺の機能が低下したことによる局所性多汗症なんですが、中には病気が原因といったケースもあります

更年期のホットフラッシュと糖尿病

まずは女性の更年期によるホットフラッシュとよばれる上半身の多汗です。

女性の更年期では発汗量を抑制する卵胞ホルモンが減少すること、つまり男性ホルモンが優位な状態になるため急に発汗量が増える傾向があります。

ホットフラッシュではのぼせやほてりが代表的な症状とよばれる通り、下半身に比べ上半身に発汗が多いことも特徴だといわれています。

また糖尿病によって四肢の発汗量が減少したことで代償性発汗が上半身にみられるケースも有名です。糖尿病の可能性も疑ってみた方がよいかもしれません。

病気が原因ではない多汗症とは

もちろん自分では多汗症だと感じた場合でも、実際には病気でも多汗症でもないケースもあります。…というか多くは多汗症ではなく単純に発汗量が増えたと誤解しているパターンです。

生活環境によるエクリン腺の機能低下

これは単純に汗をかきにく生活環境の方に多くみられるエクリン腺の低下が原因の多汗です。

人間の汗は全身のエクリン腺から体温調節機能の一貫として発汗され、全身に200~500万個あるといわれるエクリン腺の中、実際に発汗を行う汗腺は約半数だといわれています。

この能動汗腺は生まれてから3歳になるまでの生活環境によって決定されるといわれています。単純に暑く汗をかきやすい状態の方が能動汗腺は増えるわけです。

本来はすべての能動汗腺から上手に発汗できれば多汗には感じないはずです。

しかしエアコンの効いた室内で過ごす人、汗をかく運動をまったく行わない人の場合、発汗する必要が無いと体が誤解して能動汗腺は徐々に機能が低下します。

その結果能動汗腺の数そのものが減少するといわれています。

能動汗腺が減ってしまえば、全体の発汗量が同じでも一部の汗腺から集中的に発汗が行われるために、多汗症になったと感じるかもしれません。

じつは多汗ではなく発汗する汗腺が局所的に偏ってしまっただけの話です。(参考ページ 全身性多汗症と局所性多汗症

加齢によって能動汗腺が衰えて発汗が集中する

また加齢によって能動汗腺が低下することも多汗症と感じる理由かもしれません。

高齢になると、どうしても下半身を中心に汗腺や皮脂腺の機能が低下し始めます。

高齢になると脛をはじめ下半身が乾燥しがちなのは汗腺や皮脂腺の機能低下が原因です。

その結果として発汗する部位が上半身に集中したことで脇の下に汗が集中し、多汗症と感じるケースも多いようです。これも原因は能動汗腺の機能低下です。

つまり休んでいる能動汗腺を再び活動させるためのトレーニングを行うことが多汗症解消につながります。(参考ページ 年齢と多汗の関係 加齢による多汗と女性ホルモンによる多汗

休んでいる能動汗腺の機能を取り戻すトレーニングとは?

そこで休止している能動汗腺の働きを活発化させるトレーニング方法をご紹介しておきます。

有酸素運動と筋トレ

運動まずは手っ取り早い方法としては適度な有酸素運動を取り入れること。

もっとも手軽で確実に能動汗腺の機能を上げる方法はジョギングやウォーキングといった負荷の軽い有酸素運動です。現状の能動汗腺の機能が低下した状態で、いきなりハードに運動してしまえば一部の能動汗腺に負担がかかり、熱中症になりやすい血漿成分の多いベタつく汗をかいてしまいます。」

まずは無理せずじんわりと汗が滲み出る程度の運動からスタートさせ、徐々に発汗量を上げていきまよう。ジトッとした汗、ベタッとした汗から小粒なサラッとした汗が全身から発汗できれば能動汗腺の機能も回復した合図です。

同時に筋力をつけることも肝心です。そもそも基礎代謝の約6割は筋肉に左右されるものです。つまり筋肉量が増えれば自然と全身の発汗が促進され汗をかきやすい状態になるということ。

筋肉量を増やして汗のかきにくい人から汗のかきやすい人に変えていきましょう!

温冷交代浴で入浴スタイルに工夫を

また毎日の入浴もシャワーよりも浴槽に使った入浴が能動汗腺トレーニングとしてもおすすめです。

例えば5分浴槽に使ったら、上がって体を冷たい水で冷やす(もしくは体や髪の毛を洗い体を冷やす)。そしてまた5分間を浴槽内で浸かるといったサイクルを繰り返すことが能動汗腺のトレーニングに効果があるといわれています。

この入浴方法は血管の収縮と拡張を繰り返すことが可能なため、血行を促進させる働きが高い入浴方法とされています。血行を促進することで代謝も良くなり発汗しやすい体に変化します。

また全身浴にくらべ半身浴が汗腺トレーニングにはおすすめです。

発汗された汗が皮膚上で体温を下げるトレーニングするには全身浴のように全身が浴槽に浸かった状態よりも半身浴のように体の一部が露出され外気に接している方が効果が大きいためです。

上手に半身浴での能動汗腺トレーニングも取り入れておきたいところですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする