エクリン腺とアポクリン腺 汗腺の違いを考える

汗を分泌する汗腺には大きく分けて2つの汗腺があります。

汗っかきでお悩みの方ならご存知かもしれませんが「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2つの汗腺。もちろん汗腺の種類が違えば分泌される汗の成分も違います。

ここでは2つの汗腺から分泌される汗の成分や原因について少しお話したいと思います。

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エクリン腺とアポクリン腺という2つの汗腺

汗かき体質を解消したい…だったらまず自分の汗の種類や原因を知ることが肝心です。

このエクリン腺とアポクリン腺、もっとも大きく違う部分は「体温調節」のための発汗かどうかの違いといってもいいかもしれません。

もちろんエクリン腺の汗に悩む人もいれば、アポクリン腺の汗に悩む人もいます。以下に2つの汗の違いを簡単にまとめてみました。

自分の悩んでいる汗がどちらの汗腺から分泌されているか絞ることで、対策や解消法も違ってきます。

エクリン腺(漏出分泌腺)とはどんな汗腺?

普通に運動や新陳代謝によって分泌される汗がこちらのエクリン腺から分泌される汗です。

人間の皮膚は表面から順に、0.2ミリ程度の薄い表皮、真皮層、皮下組織という3層から構成されていますが、エクリン腺は真皮層から皮下組織にかけて存在するといわれています。

汗っかきの人だろうが、汗をかかない人だろうが、エクリン腺の大きさに違いはなく、60~80ミクロンという非常に小さなもの。

そもそも発汗によって気化熱を発生し、体温の上昇をおさえるのが目的のエクリン腺から分泌される汗、水分をできるだけ小さな粒子で分泌した方が、より空気に触れる効率が上がるためです。

またほぼ全身に存在するエクリン腺ですが、全てのエクリン腺から常に発汗しているわけではありません。

エクリン腺の中でも実際に汗を分泌している汗腺を能動汗腺とよび、能動汗腺によって汗の量が決定されるわけですね。

つまり汗っかきでも普通の人でもエクリン腺の量は同じです。単純に活動している能動汗腺の量が多い、または能動汗腺の多い部位に偏りがあるという感じですね。

詳しい話は他のページで説明していますが、エクリン腺からの発汗にも大きく温熱性発汗、精神性発汗、味覚性発汗といった種類があります。

同じ汗っかき、多汗で悩む人でもこれらの原因によって発汗する部位も原因もそして解消法も違ってくるわけです。

エクリン腺から分泌される汗とは?

ではエクリン腺から体温調節のために分泌される汗の成分について少し説明しておきます。

このエクリン腺から分泌されるサラッとした舐めるとしょっぱい汗、意外なことに血液と非常に近い成分だといわれています。

そもそも血液内の血球成分と呼ばれる赤血球や白血球、そして血小板を取り除いた液体(血漿成分とよばれています)とエクリン腺から発汗される汗の構成成分が同じで、違いは濃度だけだともいわれています。

つまり血漿が薄まったものがエクリン腺からの汗ということです。

ちなみに成分構成は99%以上が水、そしてナトリウム、塩素、カルシウム、カリウム、重炭素イオン、アンモニア、尿素といったものが残りの1%内に含まれています。

アポクリン腺(離出分泌腺)とはどんな汗腺?

ではエクリン腺に比べ、アポクリン腺とはどんな汗腺なのでしょうか?

アポクリン腺はエクリン腺と違い限られたごく一部ににみられる汗腺で、多くは腋の下、乳輪、おへそ周り、外耳道、外陰部、肛門まわりと限定されています。

そもそもエクリン腺が体温調節のための発汗という目的にたいしてアポクリン腺からの発汗は目的が違います。本来、動物のようにフェロモンによって異性を惹きつけるための目的で発汗していたのがアポクリン腺といわれています。

そもそも哺乳類で発汗や汗腺といえば、こちらのアポクリン腺からのフェロモンのための発汗が一般的で、人間だけは進化の過程で徐々にアポクリン腺が退化し、例外的にエクリン腺からの発汗の方が主流となったといわれています。

一般的にニオイの原因となる発汗はこちらのアポクリン腺からの発汗で、多くはいわゆるワキガ臭といわれるニオイであるケースが多いようです。

アポクリン腺から分泌される汗とは?

エクリン腺からの発汗がほぼ水分に近いことにたいして、アポクリン腺からの発汗は成分がまったく違います。

水分は少く、かわりに脂肪や尿素、アンモニア等が含まれており、サラッとせずに多少粘り気があるのが特徴です。

またエクリン腺は汗孔から発汗されるが、アポクリン腺は毛穴から伝って発汗されるのが一般的です。

本来は異性を惹きつけるための発汗という目的のアポクリン腺、エクリン腺と違い、水分ばかりではありませんが、汗そのものがニオイを発するわけではありません。基本的にどちらの発汗でも汗そのものは無臭といわれています。

しかしアポクリン腺からの発汗の場合、脂肪や尿素、アンモニア等の様々な成分が皮膚の常在細菌に触れることで分解されます。その分解によって発生するニオイが、いわゆる体臭、腋の下のニオイとして感んじられるわけです。

とくに日本やアジア諸国にみられる黄色人種は、人種的にアポクリン腺からの発汗の少ない人種といわれています。

そのため欧米諸国に比べ体臭の弱い人がほとんどなため、アポクリン腺からの発汗が強い人がマイノリティとして悩んでしまうというケースが多いようです。

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