汗っかきは遺伝するのか?

汗が滴る多汗症・極度の汗かき体質を解消する場合、最初にやるべき事はその原因を見つけ出してあげることかもしれません。

その汗の原因がハッキリすることで、クリニックで受診した方が良いのか?自分の生活習慣を見直して原因と取り除くことで収まるのか?といった部分がみえてくるかと思います。

そんな時、これといって直接の原因が見つからずに「この多汗・汗かき体質はもしかしたら親から遺伝したのでは?」と考えいる方もいるかもしれませんね。

そこで多汗症、汗かき体質と遺伝について少しお話しておきます。

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温熱性発汗には遺伝は無い

そもそもエクリン腺から排出される発汗には3種類あることをご説明してきました。

体温調節のための温熱性発汗や緊張やストレスといった場合に発汗される精神性発汗、そして刺激が強いもの、香辛料の効いたものを摂ることで顔や頭皮にドッと発汗される味覚性発汗という3つの発汗です。

またエクリン腺とは別に、ワキの下や乳輪、おへそ周り、外耳、外陰部といった部分に限定された本来はフェロモンのように異性を惹きつけるための発汗を行う役目をもったアポクリン腺からの発汗といったものがあります。(この部分はこちらの記事、汗のニオイがきつい!臭いわき汗やワキガにおすすめの徹底ケアで詳しく説明しています)

体温調節の汗は生理現象なので遺伝はしない

この中でも、いわゆる汗かき体質とよばれる体温調節のための発汗量が多いことで悩まれている場合、遺伝の可能性は無いといわれています。

というのも体温調節のための温熱性発汗は誰にでも備わっている機能…つまり生理現象のひとつです。

例えばゲップやおなら、排尿、あくび、咳といった年齢や性別に関係なく、生きていくための必要不可欠な行為や現象のひとつが温熱性発汗というわけです。

発汗は遺伝せずとも体質は遺伝する

とはいえ多汗症や極度の汗かき体質はまったく遺伝しないのか…といえば完全に否定することはできないかもしれません。

というのも発汗という現象そのものは病気でもないので遺伝しませんが、体質や体型、肌質なんかは遺伝的に受け継がれる部分が大きいためですね。

ですので肥満体型が遺伝した場合だったり、アトピーといった肌質を遺伝した場合、それが原因となって発汗に異常がでてくる場合も考えられるかもしれません。

また生活習慣や行動パターンといったものも遺伝ではありませんが、多かれ少なかれ両親の影響を受けて育つものです。

したがって育てられた環境が汗腺が活発になりにくい場合は、両親も自分も極度の汗かき体質や多汗症気味ということは大いに考えられます。

ワキガ型の発汗には遺伝が関係している

dna-163466_640先ほど説明したエクリン腺からの発汗については、生理現象ということで遺伝は無いことがわかってもらえたかと思いますが、全ての発汗が遺伝しないわけではありません。

じつはワキガ型とよばれるアポクリン腺からの発汗については遺伝による部分が大きいということがわかっています。

というのもアポクリン腺の数は遺伝による影響が大きく、両親、もしくは両親のどちらかがワキガ型の体質の場合、どちらもワキガ型の体質でない場合に比べ、かなりの高確率で確認されているようです。

もちろん遺伝するといっても、両親がワキガ型の体質であっても100%で現れるわけではなく、普通の人よりもワキガ型の発汗になる可能性が高いということ。

もしワキガ型の多汗が遺伝している場合

まったく現れない人もいれば軽度のワキガ型体質という方も多いようです。つまりアポクリン腺の数は遺伝されたとしても、ニオイとしてはごく軽度といったケースもあります。

このように軽度のワキガ型体質の方であれば、市販の制汗剤や消臭剤といったものでカバーできるでしょうし、焼きミョウバンやホウ酸末によって解消できるでしょう。

また市販の制汗剤や消臭剤でカバーしきれない重度のワキガ型体質の方であれば、アポクリン腺を取り除く手術を検討してもよいかもしれません。

育てられた環境で能動汗腺が決定される

これは多汗症や汗かき体質が遺伝する話から少し逸れてしまいますが、発汗と育てられた環境が大きく関係しているという話です。

汗腺を鍛える…といったことが多汗症や汗かき体質を解消する場合のポイントになってきますが、じつは育った環境によって既に汗腺の機能がある程度決まっているといわれています。

汗腺は普段からつねに発汗している方が活発化され汗腺の機能が高まります。そしてじっさいに発汗活動を行う能動汗腺が増加します。

つまり寒い地域で生活している人にくらべ暑い地域で生活している人の方が汗腺の機能が高いということですね。

イメージとしては暑い地域の人の方が汗かき体質のような気がしますが、実際にはその真逆ということですね。

暑い環境で育つ方が汗腺は鍛えられる

寝汗をとめるたしかに熱帯や亜熱帯の諸国の方々はあの暑さの中で汗ビッショリになっている方をみることはありません。これは生まれてからの環境で汗腺が鍛えられ汗腺の機能が非常に高いためです。

能動汗腺が多く体温調節のためのエクリン腺から発汗される汗が理想的な状態というわけです。

よって暑い地域の方は基本的に熱中症にも強く、サラッとした粒子の細かい汗のケースが多いのかもしれません。

つまり育った環境が、その後の汗かき体質や多汗症に少なからず影響を与えているわけです。もちろん汗腺を鍛えるために移住するわけにもいきませんよね。

なので例えば真夏でも多少は汗をかくためにエアコンを止める時間帯をつくる、温度設定を外気に近づける…といた工夫で少しでも汗腺の機能を高めることが汗かき体質や多汗症を徐々に解消に近づけるはずです。

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